ウェブマーケティングのひとつとして話題をあつめている、コンテンツマーケティング。2014年は国内のウェブマーケティング系ニュースでも、頻繁に見かけるようになってきました。
もちろん、コンテンツマーケティングを実践している企業やメディア、ブランドは増加傾向にありますが、
効果を実感しているのか?
どのような手法が主流なのか?
運用面はどうしているのか?
といった、実施の結果や実状が気になるところです。
エコンテでは昨年末、コンテンツマーケティングの担当者600名にアンケートを行い、その実態を調査しました。今回はその結果をまとめたスライドを、ご紹介します。
アンケート調査の面白さのひとつは、調査対象者の人物像が見えてくるところ。コンテンツマーケッター600名のサンプルから得られた人物像は、「30~40代」「営業・販売職」「課長クラス」の「男性」でした。年齢に着目すると、20代は5.8%と最下位で、コンテンツマーケティングは経験を積んだ30代以上の担当者が対応することが多いようです。
コンテンツマーケティングで取り入れている手法のうち、多数を占めたのが「ソーシャルメディア」の62.3%と、「自社ブログ」の56.8%でした。記事投稿のプラットフォームがあらかじめ準備されているため、原稿や写真があれば手軽に投稿できることが結果に作用している印象を受けます。実際効果があった手法も「ソーシャルメディア」という回答が多数でした。スライド内では、利用している各ソーシャルメディアの割合も紹介しています。
コンテンツマーケティングの作業をアウトソースしているかという質問に対し、「アウトソースしている」と答えたのは53.3%と、半数強という結果でした。していると回答した中には、一部分の作業をアウトソースしている場合も含まれます。アウトソースしている作業は「デザイン」が54.1%を占め、「原稿執筆」は意外と少なく30.9%にとどまりました。
取り組んでいるコンテンツマーケティングの効果について、76.3%が「効果的」と感じていることが判明!企業規模が大きいほど「効果的」と回答する傾向があるようです。
スライド内には他にも
法人向けか?コンシューマー向けか?
コンテンツマーケティングの難しさ
マーケティング予算の割合
発信量の増加予想
…など、マーケッターが気になる情報が多く掲載されています。じっくり見ることで、2015年のコンテンツマーケティングの動向を、読み取ることができるかもしれません。
エコンテでは今後、今回調査したアンケートをもとに、詳しい解説を加えたホワイトペーパーや、大企業と中小企業のコンテンツマーケティング利用方法を比較した追加レポートを公開する予定です。どうぞご期待ください。