【リサーチ事例】震度0があることを知らない人は7割超 最大震度も2人に1人が誤認識 ~震度階級に関する意識調査~
株式会社エコンテ(東京都渋谷区、代表取締役:滝日 伴則)は、気象庁が定める震度階級について正しく認知・理解されているか調査をするため、「震度階級の理解」について20歳以上の男女500名にアンケートを実施しました。
調査結果トピックス
(1)震度階級の間違った認識を持っている人、最小震度は75.0%、最大震度は52.4%
(2)分かりやすいと思う震度階級の最大値は「7」と「10」で意見が分かれる結果に
調査結果のポイント
(1) 震度階級の間違った認識を持っている人、最小震度は75.0%、最大震度は52.4%
「震度階級の最小・最大はいくつだと思いますか?」という問いに対して、正しい最小震度である「震度0」と答えた人が25.0%、正しい最大震度である「震度7」と答えた人が47.6%という結果になりました。
最小は「震度1」(71.0%)、最大は「震度8以上」(50.6%)と誤解していた人が多いようです。年齢別にみると、最小震度の正解率が高かったのは20代で32.0%、最大震度の正解率が高かったのは40代と50代が同率で53.0%でした。
気象庁が定める震度階級(*1)は、「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10段階ですが、正しい震度階級を知った人からは、「震度0があるのは知らなかった」(女性/39歳)、「知らなくて恥ずかしい。もっと勉強しなければいけないと思った」(男性/80歳)、「マグニチュードと混同していたかもしれない」(女性/21歳)という驚きや勉強不足などの声があがりました。
その他の回答では、「震度0は、あまり意味がないように感じた」(男性/42歳)、「分かりにくい」(女性/61歳)、「強弱がまぎらわしい」(男性/35歳)など、現在の震度階級が分かりにくいと感じている人もいるようです。
更に、最大震度が「7」と知った人からは、「最大が7と知って今回の熊本の地震がいかに大きかったか改めてびっくりしました」(女性/69歳)、「震度7が最大ということは、阪神淡路大震災はものすごかったのだと感じた」(男性/42歳)、「東日本大震災の震度って最大だったと改めて認識した」(女性/34歳)のように、これまで発生した地震がいかに大きなものだったかを再認識した声があがりました。
*1 気象庁 震度と揺れ等の状況(概要): http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/shindo/
(2) 分かりやすいと思う震度階級の最大値は「7」と「10」で意見が分かれる結果に
「最大震度7」とする現在の震度階級と、仮に「最大震度10」とする震度階級の場合どちらが分かりやすいか聞いてみました。
▼最大震度「7」の10段階
「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」
▼最大震度「10」の10段階
「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5」「震度6」「震度7」「震度8」「震度9」「震度10」
現在の震度階級である「最大震度7」のほうが分かりやすいと回答した人は54.0%、「最大震度10」のほうが分かりやすいと回答した人は46.0%という結果になりました。
現在の「最大震度7」が分かりやすいと感じる人の回答では、「10段階のほうが良いが、今定着してる物を変えると混乱する」(男性/67歳)、「細かすぎるとかえってわかりづらい」(女性/51歳)、「今までの基準に慣れているので、感覚が掴みやすいから」(女性/35歳)、「基準が変わると過去の地震と比較しにくい」(男性/38歳)など、現在の震度階級への慣れや変わった際の分かりにくさを気にする意見が多いようです。
一方、「最大震度10」が分かりやすいと感じた人の回答では、「弱・強はわかりにくいので、すべて数字のほうがわかりやすくていいと思う」(女性/32歳)、「最大が7だと中途半端だから」(女性/29歳)、「10進法に慣れているので、程度のイメージがつかみやすい」(男性/50歳)、「震度0は明らかに理解され難い」(男性/58歳)と言った直感的に分かりやすい震度階級を求める意見が多く見受けられました。
調査概要
調査タイトル:地震に関するアンケート
調査期間 :2016年5月2日~5月6日
調査方法 :インターネットリサーチ
調査対象 :20歳以上の男女500名(Qzoo会員)
引用について
本プレスリリースを引用される場合は、出典がエコンテであることを明示して、該当リンク( https://econte.co.jp/resource/shindo/ )を同時に掲載するようお願いいたします。
- 会社名
- 株式会社エコンテ
- 所在地
- 東京都渋谷区恵比寿3-46-3
- 設立
- 2014年12月17日
- 代表者
- 代表取締役 滝日 伴則
- 資本金
- 1,000万円
- 事業内容
- コンテンツマーケティング事業
【株式会社エコンテとは】
株式会社エコンテは、大量生産型のコンテンツマーケティングとは一線を画した、他社との違いを生み出す「ひとつひとつの物語を描く」コンテンツマーケティング会社です。「リサーチ」「コンテンツ」「集客」「分析」を駆使し、専業会社ならではの統合的なコンテンツマーケティング施策、オウンドメディア構築サービスを提供いたします。