Works 実績紹介

株式会社エコンテの実績を一部ご紹介します。

非常用持ち出し袋(防災セット)による防災意識調査

地震や火山活動などの自然災害大国・日本において、災害への備えは必要不可欠です。そこで、備えへの手段の一つとして欠かせない「非常用持ち出し袋(防災セット)」の準備状況や、準備していない理由、何を準備しているかなどのアンケート調査を実施し、結果をまとめました。

9月1日は防災の日。なんと、全世界で起こったマグニチュード6以上の地震の20.5%は日本で起こり、全世界の活火山の7.0%が日本にあるなど、日本は自然災害大国でもあります。

そこで、自然災害についての認識を深め、心構えを準備するため、1960年9月1日に防災の日が制定されました。防災の日を機に見直しておきたいのが、いざという時に頼りになる「非常用持ち出し袋(防災セット)」です。

防災セット、準備できていますか?

2011年3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに、防災セットもさまざまなものが販売されています。
防災セットは、万が一の緊急事態をしっかりしのぐために何が必要なのか考えることが大切です。例えば、東京都防災によると食料と水は最低でも3日分は必要といわれています。水は1人1日分で1.5L~2L、食料は缶詰などの保存がきくものや水だけでも食べられるお米などの非常食を用意しておく必要があるでしょう。

そこで、実際にどの程度の人が防災セットを準備できているのか、アンケート調査を実施しました。

Topics

・防災セットは6割以上の人が準備できていない
・用意できていない人も「用意しなくては」という意識が高い人が多い
・準備するには何らかのきっかけが必要だと感じている
・防災グッズとして準備しておきたいものBEST3は、「懐中電灯」「非常食」「水」

用意している人は約35%。用意できていない人は約65%に。

まず、非常持ち出し袋一式を用意しているか聞いたところ、「用意していない」(48.0%)、「用意したことはあるが今はしていない」(16.5%)と合わせて約65%の人が用意をしていないことがわかりました。
一方で、用意している人も、家族全員分ではない人が2割以上にのぼります。まだまだ万が一の事態への万全の備えには改善の余地がある人が大半のようです。

防災セットを用意した際の想定は、ほとんどが「地震」だった

そこで、なんらかの形で防災セットを用意している35.5%の人に、どのような災害を想定して用意をしているか聞くと、ほぼ全員(99.3%)が「地震」を想定した準備をしていることがわかりました。
また、最近では、大雨・台風による災害も大きな被害をもたらすことが多いことから、「大雨・台風」と答えた人も29.6%と2番目に多い結果となりました。

用意していない約65%の人も「用意しなくては」という意識は高い

先ほどの回答で、用意していないと答えた人のうち、「用意しようとは思っていてもまだしていない人」、「用意する気がない人」は合わせて8割。今はまだ用意していないけれど、「そのうちやらねば」という気持ちを持っている人も多いことがわかりました。そのうち5割程度の人は、用意しようとは思っているにもかかわらず、何らかのきっかけが必要だと感じているようです。

用意しない理由は「何を揃えるべきかわからない」「お金がない」

次に、防災セットを用意しない理由を聞いたところ、「何を揃えればいいのかわからない」、「お金がかかる」、「中身の交換が面倒だから」などの理由が挙がりました。

ややばらつきはありますが、20代、30代の若年層に「何を用意すればいいかわからない」と答えた人が多く見受けられます。
また、年齢が上がるほど「中身の交換が面倒だから」と答える人が多くなるようです。
さらに、「お金がかかる」と答えた人は30代、40代のミドル世代が高く、20代、50代以降はやや低くなります。子育て世代は、防災セットの用意にも経済面からの視点が考慮されるようです。

費用面での不安が強く、交換などの手間もサポートがあれば用意する意向

さらに、どんなサポートがあれば防災セットを用意するのか聞くと、全世代で「購入のための費用が支給される」と答えた人が多く、ついで「コンパクトで場所をとらないものが発売される」が多い回答となりました。
防災セットを揃えるための費用面での不安が強いことから、「行政からの補助、支援があれば」という声も少なくありませんでした。

用意しているものTOP3は「懐中電灯」「非常食」「水」

防災セットは、なるべく早く用意しなければいけないとわかっていても、何を用意したらいいかわからず、とまどっている人も多いのが現状。そこで、用意している人に「何を用意したか」を聞いてみました。

回答数が多かったのは「懐中電灯」(84.5%)。以下、「非常食」(79.6%)、「水」(70.4%)、「軍手」(60.6%)、「携帯ラジオ」(56.3%)で、これらは用意しておくべき防災セットTOP5といえます。

また、少数派ながら実際の震災時に「食品用ラップ」を用意しておいて役立ったという声も見受けられました。食品用ラップは、紙皿や紙コップに巻くだけで、食器が再利用でき、節水にもなります。また、包帯がわりに応急処置に使えたり、体に巻いて防寒対策になるなど、便利に使えるアイテムです。
TOP5に加えて、食品用ラップのような便利アイテムを備えてみてはいかがでしょうか。

防災セットは、いつでも持ち出せる場所に

せっかく用意した防災セット。万が一の際に、どこに置いたのかわからなくなってしまっては元も子もありません。防災セットは、置き場所が何より大切です。
そこで、最後に、防災セットをどこで保管しているか聞くと、「室内の見えるところ」(28.17%)が最も多く、ついで「収納スペースの手前」(24.65%)という結果でした。
東京都防災によると、防災セットはさっと持ち出せるように、寝室や玄関に置いておくのがいいとされています。また、ひとつの場所にまとめて置いておくのはリスキーなので、水、食料、衣類、防寒具などは、屋外の物置や車の中に分けておくのもいいでしょう。

したがって、防災セットは、非常時にいつでも持ち出しやすいところに、分けて置いておくことをおすすめします。

今日をきっかけに防災セットの用意を

日本全国、自然災害はいつ起こるかわかりません。近年、国内で起こる地震、噴火、洪水、大雪などの自然災害は、枚挙にいとまがない一方で、約7割にものぼる人が万が一の備えを用意していないことがわかりました。
しかし、防災セットを用意していない人の中でも、用意したいと思っている人が多く、そのためには何らかのきっかけを必要としているようです。

災害は、備えあれば憂いなし。せっかくなら、今回のアンケート結果を元に、しっかり備えを始めてみてはいかがでしょうか。

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