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平均所得の格差
ピケティ論議で話題、パブリックデータに見る主要9カ国の平均所得の格差

格差社会の問題を扱った、世界的ベストセラー「21世紀の資本」。その著者である経済学者トマ・ピケティ氏が引用している「The World Top Incomes Database」では各国の所得データを一般公開しています。

ピケティ氏の主張について議論される際、参考例として多く利用されるのは所得のシェアですが、エコンテでは平均所得に着目し、The World Top Incomes Databaseのデータから世界9カ国の平均所得の格差を見やすく表現したインタラクティブ・チャートを作成しました。

グラフはつぎの5つのセグメントに分かれています。

上位0.5%の所得者 上位0.5%の所得者
上位0.5~1%の所得者 上位0.5~1%の所得者
上位1~5%の所得者 上位1~5%の所得者
上位5~10%の所得者 上位5~10%の所得者
下位90%の所得者 下位90%の所得者

国名とグラフの間にある、各セグメントの名称をクリックすると、グラフへの表示・非表示を制御することができ、グラフにマウスオーバー(タブレット/スマートフォンの場合はタップ)すると、各年度の詳細な数値を確認することができます。また、PCで閲覧する場合は、グラフ上部のスライドにより期間を指定して比較することもできます。

日本とアメリカの違い

グラフを見ると、日本も含めアメリカ、イギリスといった先進国では、上位所得者[ 上位0.5%の所得者 上位0.5~1%の所得者 上位1~5%の所得者 上位5~10%の所得者 ]下位90%の所得者[ 下位90%の所得者 ]の差が大きく、より大きな格差があることがわかります。

データが語る平均所得の格差

日本では、2010年時点の下位90%の所得者[ 下位90%の所得者 ]の平均収入は約146万円です。ところが、同じく格差の大きいアメリカでは、下位90%の所得者[ 下位90%の所得者 ]の平均収入は約3万ドル(2015/3時点の円為替レート換算=約380万円)と、日本よりも高いことがわかります。実際に日本の格差問題は、高所得層の所得だけが増加するその他先進国の格差問題とは違い、低所得層が増加する「下方向への格差拡大」だと説く人も多く見られます。

格差が少ないデンマーク

国連が発表した「世界幸福度報告書2013」で1位を獲得したデンマークは、社会福祉制度の改革などを経て、格差と貧困が少ない国として有名です。グラフからも、格差が縮小されていることが見てとれます。

データが語る平均所得の格差

ピケティ氏の著書「21世紀の資本」を受け、世界的に格差問題がクローズアップされています。専門的で難しい情報に思えますが、今回のインタラクティブ・チャートのようにデータをビジュアル化することで、専門知識がなくてもデータの変化や傾向を直感的に把握することができます。日本はもちろん世界の格差問題について理解を深めるために、ぜひインタラクティブ・チャート「パブリックデータに見る主要9カ国の平均所得の格差」をご覧ください。